子供にいい経験、渡せたかな?

※今日は、牧場ネタです。

 

「今日、搾乳体験あるから、頼むね。」

この一言を朝、親方から聞かされると、僕はワクワクする。

三部牧場では、宿泊客限定の牧場体験&搾乳体験がオプションとして

用意されている(→こちら)

朝、普段どおりの仕事をして、搾乳も9割方終えた時点で、お迎えの時間。

 

今回、申し込まれたのは、若いご夫婦&子供達。

子供達に乳搾りの体験をさせてあげたいって事なんだろうなあ、と

思いながら、お迎えして牧場へ。

子供達はまだまだ眠たそうな感じ。

 

牛舎に入って、実際に牛達の姿を見るだけで皆さん、大興奮。

最初は牛を怖がっていた子供達も最後、機械を着ける時には

「僕がやる!」って手をあげてくれるぐらいになった。

一通り、牛達や牧場内を案内し終えた最後に、

「じゃあ、今シーズン最初だから子供達にプレゼント!」

といって、タイヤショベルに乗せてみた。

こういう小さな頃の体験が、どこかでふと思い出されたり

するから1つも気が抜けないし、全力で楽しんでもらいたいと思う。


この牧場体験でも、牛や牛乳、牧場について僕の知っている・

分かっている事をフル動員して分かり易い言葉で説明している。

酪農研修で僕の姿を見た人はご存知なんですが、牧場では

全く手を抜きません。それが観光客でも同じ。

牛に触れる時は、つねに真剣勝負。

平易な言葉を使いますが、専門的な事もきちんとお話してます。

 

1時間ちょっとの牧場体験ツアーを終えた皆さんから、

「わかり易かったー、ありがとうございました^^」

って笑顔で言って頂けると、本当に嬉しい。

手加減しない方が、お客さんには喜んでもらえるんです。

 

都会の子供達にとって、ツリーハウスや牧場での経験が、忘れられない

家族での思い出になってくれるはず。

 

そう思って、できる限りの体験をしていただけるよう、毎回、楽しく

案内させてもらってます。 

このGWもあと2日程、牧場勤務が入っているので、

牧場案内させてもらえると、嬉しいなあ。

牛舎に入ると、私達がお迎えします(笑)。

新人は遠慮なく「型」にはめる

昨日から、新しい従業員が牧場へやってきた。

「新人に仕事を教えるのをしばらく手伝って欲しい」

と親方に頼まれているので、毎朝僕が仕事を教えている。

今時の研修は、自主性がどうとかこうとか言われるけど、

そんな事はお構いなし(笑)。

まずは、徹底的に仕事を基本的な「型」で覚えてもらう。

その方が見ず知らずの環境にやってきた新人が最短時間で

仕事を覚える事につながる。

酪農の現場には、全ての仕事のやり方・順番に意味がある。

それらは全て言ってみれば「牛の都合に合わせる」為。

あとは、何を聞かれてもすぐに相手の言葉で理解して

もらえるように、言葉を尽くすこと。

 

いまはまだ数回しか仕事をしていないので、時間がかかってしまうけど

これも、回数を重ねたらきっとスムーズに動けるようになる。

 

この大変な酪農の現場に飛び込んできてくれたMさんの想いを

大切にする為にも、仕事は「型にはめる」。覚えてもらう。

 

これから毎日、1つずつできることが増えていく楽しさを

僕も一緒に楽しませてもらいます^^。

娘から飛んできた画像。何のキャラか怖くて言えない。彼らにはピカチュウの型は伝わっているのだろうか・・・。

 


 

酪農研修プログラムは、みんなが“育つ”場へ。

2月2日〜4日、2泊3日の酪農研修プログラムを開催しました。

この研修、河合電器製作所(→サイト)の皆さんが参加して

くれている社員研修プログラム。

“酪農の現場にはビジネスで学ぶ全ての事が詰まってる”

という僕の言葉を信じてくれた佐久社長が2016年7月に

やってきてくれたのが1回目。

それから、社員の方々へとつながっていき、今回で5回目。

最初は餌やりなど、危なくない仕事を中心にしていたけど

いまは、つなぎ牛舎の搾乳という、牛に直接触れる仕事にも

関わり、頭と体をフル回転させる感覚も体験しています。

牧場での仕事の翌日には料理教室に行き(→食の寺子屋)、

“日本の食文化を学ぶ”をテーマにして、実際に料理も作って

もらいます。普段コンビニでの食事も多い時代だからこそ、

“食が体をつくる”ことを知るいい機会になっています。

 

この研修、何が大切かと言うと研修に参加してくれる皆さんが

“自発的に参加を申し込んでいる”こと。

挙手制なんです。

参加費用も一部自己負担してもらっていると思います。

 

だからこそ、やらされ感は一切なし。皆さん、厳しい現場なのに

誰も嫌な顔1つせずに必死になって仕事に取り組んでくれます。

僕も、牧場では一切手加減しません。

たった1日で、作業だけじゃなく、酪農の仕事の本質的な所まで理解して

もらう為、従業員と同じレベルでの仕事を遠慮なく求めています。

牛に触れる時も怪我をしない為にも真剣勝負です。

 

毎回、参加者の皆さんからは、たった1日の現場体験が

「何ヶ月も前から(酪農の)仕事をしてたみたい」と言われます。

そして、全てのプログラムを終えて、空港や駅でお別れする時には、

本当に清々しい顔で皆さん帰っていきます。

 

都会の研修で学ぶ、様々なスキル系の研修プログラムと違って、

分かりやすい成果はすぐには見えないかも知れません。

でも、この酪農研修プログラムを通して、参加者同士、食の現場に触れ、

「人として成長する」為に必要な土台をつくるお手伝いは

できているのではないかと思います。

今の時代は、環境変化が早く、誰かに与えられた環境もすぐに変わってしまいます。

「育てる場」を与えるのでなく、「育つ場」を提供することで、自ら考え動く事の

できる社員を増え、結果的にその会社の未来を創り出す事に繋がる。そんな事を

プログラムを提供している私達自身も皆さんに学ばせてもらっています。

参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

この経験、ぜひこれからの日々のビジネスの現場で活かしてくださいね。

酪農研修、終了後の1シーン。誰よりも疲れているはずですが、いい笑顔です。

 

 

 

 

 

 


 

(最後にひとこと)

この研修、観光プログラムは一切入ってません。現場での仕事のみです。

また、この研修プログラムは私が10年以上働いている三部牧場の皆さんを

始め、町内のご協力くださる酪農家の皆さんのおかげで実現できています。

作業中の保険や、牧場での疫病対策等もこの研修では十分に気をつけて

行っています。

研修のプログラム内容など、詳しくはこちらのページにて。

また、質問・問い合わせ等はこちらから。