昔々の痛い経験を今日はお話します。

それは、サラリーマンをやめてちょうど1年ぐらい経った頃。

恥ずかしながらも【ITコンサルタント】という肩書でシステムの要件定義

などの仕事をしていました。

ある知人の紹介で

「社内のシステム化と共に、そのシステムを元にした業界パッケージ開発をして欲しい」

というお話があり、お引き受けすることに。

※今から考えると「〜して、◯◯する。」という具体的な方法論を明確にできますが、
当時は言われるがままに動くのが精一杯でした。

軽く考えていた私は開発チーム等も紹介された方々と進める事になりました。

開発チームは、なんとインド。今ではオフショア開発も普通かも知れませんが、

当時、私にとっては初体験。 もちろん、英語で(-_-;)。

基本的な流れはこんな感じ。

仕様書(日本語)→  翻訳 → 仕様書(英語)→開発→納品→検証→検収

この仕組み、うまく動くといいのですが、当時は全くうまくいかずデスマーチ化

※デスマーチはこちら

 

さて、なぜこのプロジェクトは失敗したのでしょうか?

実はオフショア開発だからというのは大した理由ではありません。

オフショア開発でも、要件定義がしっかりしていれば問題はそう起きません。

 

最大のミスは、

「業務システム開発を目的化した。」

ここに尽きると思います。

パッケージとして売るのであれば「◯◯業界としてのあるべき姿」を明確化して

パッケージとしての魅力あるシステムを作り、実際に動かす必要があります。

しかし、当時は現場の業務をシステム化しようとして、見事に失敗。

手元には使われないシステムとサーバー数台が残りました。

 


 

 

今考えても心が痛みますが、当時の経験があるからこそ、今は

「(システム開発やウェブ製作を)しないこと」に価値を置くのが重要だと痛感しています。

 

近頃、◯◯のプロと言われる方々が、「◯◯しない」と言われる事を耳にするようになりました。

「会計士だから、会計の仕事はしない」

「マーケティング・コンサルタントだから、マーケティングはしない」

etc……….

仕事を頼む側からすると、「なんで??」と思うかも知れませんが、これも、本質的にどこへ

着目すべきなのかを理解すれば、納得できます。本当に必要な事を見出した上で、必要であれば

自らのプロ領域で力を発揮する。

 

お金と時間に余裕があれば違うかも知れません。

でも、今は間違った問いに正しい答えを見出す余裕はどの企業にもありません。

正しい問いをまず見出すこと。その為にも「しないこと」に価値を置く時代です。

十分に注意しましょう。
不本意なアップグレードには十分に注意しましょう。間違ってポチってしまった時、すぐだったら元に戻せます。